イベント

  • イベント日記(ポスタースタンドのこと/新刊について)

    先日はイベントお疲れ様でした!


    毎年6月のジュンブラか7月の星に願いをで新刊を出せているので、今年も無事に終わってほっと一息です。きてくださったみなさま、ほんとう〜〜〜〜〜にありがとうございます…!!!

    本を手に取ってくださるだけで嬉しいのに、いつも差し入れのお気遣いもありがとうございます。お手紙も……ほんとうに嬉しいです。大事に読み返しております。

    このサイトカウンターもアクセス解析もつけてなくて、どのくらいの人が見てくださってるか今ぜんぜんわかってないんですよね。数字がつかないのが個人サイトの良さだとも思ってるので気にしてないんですが、イベントでこのサイトから私のことを知ってお声がけくださった方もいて、嬉しいやらお恥ずかしいやら……ありがとうございました!と同時に、すごい脳直でいろいろ書いちゃってるけど大丈夫かな?と思ったりもしました……。とってもとっても嬉しかったです。大丈夫そうであれば、またぜひ遊びに来てくださいませ(スペースもサイトも…!)


    ポスタースタンド

    よかったです。公式通販で買ったのですが、宅配搬入の荷物にギリギリ間に合わなくて手で持って行きました。でもぜんぜん余裕な軽さ!

    買ったものはこちら

    www.marudai.shop

    サイズの比較はこのページがわかりやすかったです。

    www.marudai.shop


    綿の巾着がついているタイプを選んだのですが、わたしはそれをさらにカメラの三脚用の巾着に入れて持って行きました。結局エコバッグに入れたのでそのまま持って行くわけではなかったのですが、肩に背負えるししっかり閉まるしよかったです。

    設営はこんな感じでした!

    ペットボトルをどければよかったですね。あと布にもうちょっとちゃんとアイロンかければよかったな…

    右側にある卓上ポスタースタンドがもともと持っていたもので、後ろのスタンドが今回購入したものです。組み立ても簡単でした。

    印刷はいつもお願いしている茱プリさん。先述したサイズ比較表を見ながら背面ポスターはB2サイズ、手前のお品書きはB3サイズにしました。
    最初ポスター出したとき「デッッッッッカ」って笑っちゃったんですけど、飾ってみるとあら不思議。そうでもない。なんならあとちょっとなら大きくてもいいかもとか思った。でもたぶん取り回し(?)で言ったらちょうどいいんだと思う。高さはこれが最高なんですが、周りを見るとちょっと低いような気がしました。あとほんの10センチくらい高くてもいいのかも……?
    すごいよねイベント会場。「こんな大きなポスター…」とか「背面ポスターなんて…」ってびびってたけどあそこに行くとぜんぜん平気だしちっちゃく感じた。でもやっぱり目を引くし、作ってよかったな〜と思いました。
    ポスターいいですね!ってお声がけいただけたこともあって、大満足です。またやりたいな。
    あと大変細かいことですが、このスタンド床の設置部分が白、スタンド本体部分が艶消しのシルバーで、それも好みでよかったです。

    ちなみにこのお品書き、紙の種類おまかせで印刷の質を求めない方向け、という企画でまさかの印刷代10円でした。茱プリさんほんと……(いつも入稿から「印刷完了しました」「発送準備完了しました」「発送しました」という一連の連絡が早すぎてありがたくも笑っちゃいます。夜に入稿してもすぐ返信くる。朝で大丈夫です……)

    新刊について

    出せた!!嬉しい〜!!

    今回は続編なので、表紙は以前作ったものとほんのりおそろいです。かわいい感じから、成長してちょっと大人っぽくなったような雰囲気にしてみました。どちらもOKフロートで、白とライトグレーです。

    こちらは一冊目。

    この新書っていうサイズのデザイン、むずかしいな…!っていまさら気づきました。縦長でスペースあまるんですよね。めちゃくちゃいろんなパターンを作って、過去一迷走したかもしれません。ちなみにこの森の写真は近所の公園です。すごく苦労したけど結果かなり気に入っています。

    今回この本を出すことにしたのは完全に自分が続きを書きたいからだったんですが、イベントで自分が思っていた以上に最初の本を気に入ってくださっていた方がいたことがわかって、すごくすごく嬉しかったです。

    小説って読むのに時間がかかるから当然なのですが、反応をいただくまでにけっこう時差があるんですよね。だから新刊を作るぞって決めて原稿作業をして、完成してしばらく経つまでのけっこう長い期間を自己満足だけで満足しないといけなくて(変だけど伝わりますか)、ひとりでコツコツやることに慣れてしまって、こうやってちょっと忘れかけた頃に好きだって言ってもらえたりすると驚きでちょっと鳥肌がたつくらい嬉しくなります。私はイベント帰りに寄ったカフェで泣きました。

    でも一方で、書く前にこのご感想いただかなくてよかったかも……!とも思いました。たぶん「ここまで好きだと言ってもらえるものが書けてたなら、余計な続きを書いて台無しにする可能性の方が怖い」とか思ってしまったかも。あと好きだと言ってもらった部分を無駄に強調したり、伏線っぽくしてしつこくしてたかもしれない笑

    一冊目のふたりを好きだと言って大切に思ってくださる方が、楽しんでもらえる内容になっていたら嬉しいです。

    あと、毎年夏に新刊を出しているということが大きいんですが、私の本は夏の話が多い。今回も初夏から夏の話を書いて、わたしは概念としての夏がほんとうに好きなんだなぁとあらためて思いました。あと概念としての雨。夏も雨も、実際はけっこう嫌なことが多いんですが(イベント当日雨やだった〜)夏と雨という設定が物語の中でもつ空気とか連想とかがすごく好きで、この二冊はそういう意味でもそれらを思い切り詰め込めてとても気に入っています。

    次は10月のSPARK出たいなと思っています!次書きたい本もできたら夏で書きたいんだけど、出すのは秋なんだよな……。同人やってると6月の今すでに「10月もうすぐだな」って感覚になってしまってこわいです。

    そうだ、あと今回ははじめて初稿をお友達に読んでもらって、誤字脱字や誤表現を探してもらいました。以前の本の「ミルクをたっぷり入れた牛乳」の衝撃を忘れられず(涙)
    実際その原稿にもかなり変な表現やわかりにくい文章があって、見てもらったことですごく読みやすくなったと思います。そのあとにもたくさん修正を入れたのでそこに間違いがあったらどうしようもないんですが、入稿前の安心感が段違いでした。ほんとうにありがとう。

    ということでとりとめないですが、イベント日記でした。あらためてありがとうございました!

    最後にとびきりのびっくり&自慢。

    同人活動、「自分の人生にこんな嬉しいことが起こると思わなかった」みたいなことが起こるからすごいなぁと思います。

  • 2023年上半期の本と装丁

    2023年上半期お疲れ様でした。もう半分終わってしまった…

    次は8月のTOKYO FESに参加予定です。8月の本にとりかかる前に上半期に作った本の装丁について記録を残しておこうと思います。

    二番目の恋人

    3月/春コミ 文庫サイズ

    ず〜っとやりたかったんです!この、オーロラ箔をまんなかにどんと水滴っぽいイメージで置くデザイン。本の内容もちょっと切ない、やさしい雰囲気(のつもり)なので、表紙もやさしい透明感のあるイメージにしたいと思って作りました。

    印刷:緑陽社さま
    表紙:キュリアスIRホワイト
    インク:濃グレー(緑陽社基本色)一色刷り
    特殊加工:オーロラ箔
    遊び紙:柄つきトレーシングペーパー

    オーロラ箔が目立つので、一色刷りでもそんなにさみしい印象にはなってないんじゃないかな?と思っています。このシャドウオーバーレイのpsdファイルも一度グレースケールにして、同じ濃グレーの色に変換して配置しています。

    箔のベタ、かすれたり箔自体の切れ目が目立ってしまったりと加工がむずかしいようで、入稿後に「精細箔扱いになります」と言われて追加料金がかかってしまいました…

    ただ、緑陽社さん、早割入稿すればかなり割引がきくし、なによりポイントがざくざく貯まるので!今回の追加料金は今まで貯めてきたポイントを全投入しました(もう入稿後でデザイン変えられなかったし… ちなみに「かすれたり欠けてもいいのでそのままGOで!」というのはできないと言われました)

    印刷前のチェックもとてもていねいで、どうやら本文の中まで見てくれてるっぽいです。一度ここ文字ないのですが大丈夫ですかと内容にまで連絡をくれたことがあります(そこは内容的にだいじょうぶなところでした)。

    オーロラ箔、かたむける角度によっていろんな色になってきれいです。

    お気に入りはこのくらいの角度。

    空の色みたいで好きです。

    ちなみにわたしはこのキュリアスIRホワイトという紙がとても好きです。写真ではうまく写すことのできない、こまかいチラチラとしたラメが入っているかわいい紙。紙自体の質感も好きで、去年作った「キス・アンコール・キス」という本も緑陽社さんで同じ紙を使って作りました。

    余談ですが、これがはじめての二色刷。これで色刷りの楽しさに目覚めました…

    このときもスポットライトの当たる部分だけにホログラム箔を貼りました。めちゃくちゃ頑張って早割入稿した思い出…

    ちなみに遊び紙に、緑陽社オリジナルの「ボタニカル柄」というものを前のみ入れました。冒頭が5月のイメージで、メタルグリーンのボタニカル柄が合ってるかなと…

    いつもは一ページ目に表紙を流用した扉を入れるのですが、このときはあえて遊び紙から透ける一ページ目から本文、冒頭部分が終わってから見開きで扉を作りました。なんていうかアニメとか映画の冒頭部分が終わってからOPの始まるイメージで… 自己満なんですがちょっと気に入っております。

    二番目の恋人 p.s.

    3月/春コミ 文庫サイズ
    印刷:プリントウォークさま
    表紙:ハンマートーンGAスノーホワイト
    インク:ダークグリーン、金

    一冊目の本のその後の番外編として作りました。表紙の封筒とコインは一冊目の本の中に出てくるもので、なんとなく結婚式の招待状っぽいイメージです。

    このぼこぼこした紙がとてもかわいかった!スノーホワイトだけど、ちょっと生成りがかった白にも見えます(デザインのせいかも…)。

    ぼこぼこはこんな感じ。

    はじめてメタルインキを使いました!感想は、思ってたほどにはギラギラしたメタル感はないな!という感じ。ベタ部分がかたむけるとちょっと光るかな〜程度です。でもかわいい。

    38Pと薄い本なので、本文用紙にちょっと厚めのコミック紙を使ってみました。このくらいのページ数ならコミック紙がちょうどいい気がします。

    エレリと、マドリ

    6月/ジュンブラ B6サイズ
    印刷:西村謄写堂さま
    紙:アドニスラフ
    インク:青、蛍光オレンジ(バルカンオレンジ)

    先日のジュンブラで作った合同誌です。先日のブログにも書いたのですが、やってみたかったことを詰め込みまくりで作りました。

    間取り図をイメージしたロゴを褒めてくださる方がいてうれしかったです!

    まずむずかしかったのが印刷所探しで、中綴じのだいたいの最大ページ数を鑑みてちょうどいい値段設定のできる印刷所がなかなか見つからなくて、いろんなところに見積もりをお願いしました。全ページ二色刷、しかも蛍光インク(あってもオレンジはなかったり)がネックで、たぶんできるけど高いよな〜…と保険のように残していた西村さんに聞いたらあっさりいい感じの見積もりを出してくれたので泣きそうでした。ほんとうにありがたかった…!

    小説・文字と漫画・イラストをそれぞれ担当ごとにページでわけるのではなく、文字のデザインとイラストを組み合わせたページも作りたかったので、データ形式に悩みました。一色刷りならPDFでかんたんなんでしょうが、文字もイラストも二色にしたかったので…(たとえば以下もくじページのように)

    これはinddデータでの入稿しかない(私の知識ではたぶん)のでそれもネックだったのですが、あっさり大丈夫です〜と返ってきて大変ありがたかったです。

    濃いめの蛍光オレンジと青の組み合わせ、めちゃくちゃかわいいと思うんですがどうでしょうか!?

    アドニスラフのざらざらとした質感との相性が良い…かわいい…

    すでに忘れ始めていてやばいデータ制作の備忘録(箇条書き)

    ・配置したイラストはクリスタで制作、psdで書き出し

    ・描くときにざっくりインクの色に近い青とオレンジで描いてもらい、色ごとにレイヤー分け(レイヤー分けに意味があったかは不明)

    ・もらったpsdデータをPhotoshopで開く。インクの色をスウォッチに登録しておく(DICカラーはカラーブックから選択。TOKAの蛍光インクは公式サイトでスウォッチがダウンロードできた)

    ・チャンネルを開く。ざっくりインクの色に近い色で描いてもらったおかげでシアンとイエローのチャンネルに青とオレンジにしたい部分が分かれているので、シアンとオレンジを複製。ダブルクリックしてオプションを開き、色部分をクリックして登録しておいたスウォッチを選択。色が変わり、チャンネルの色名も自動で変わる

    ・レイヤーのオプションでチャンネルミキサーを設定。チャンネルミキサーの「出力先チャンネル」のCMYKを一色ずつ選択し、それぞれの色を0%にする

    ・特色二色刷データの完成、それをインデザインに配置

    たぶんこんな感じだった。これの難点というか再現可能なのか心配なのは、クリスタで描いてもらうそのときなんですよね…。クリスタはどうやら色を数値で指定して描けないようなので、今回はオレンジと青という全然違う色だったからうまくいっただけかもしれない。赤とピンクで作りたいとかなったらこの方法ではダメだと思います。たぶんフォトショでレイヤーマスクとかで作れるのかな…わからない

    ちなみに今回入稿データを作るにあたってとてもお世話になったのはこちらの本です。

    入稿データのつくりかた CMYK4色印刷・特色2色印刷・名刺・ハガキ・同人誌・グッズ類

    Amazon

    32Pという中綴じの本なので、どこにどのページを入れるかはじめて台割を作って考えました。

    汚すぎるんですがこんな感じ

    いつもは小説だけなのであんまり見開きとか関係ないんですが、ざっくりでもこういうラフを作って考えると途中で悩まなくてよかったです。今後もやってみようかな。

    雑誌風にレイアウトを考えるのもはじめてで、すごく楽しかったです。

    裏表紙はこんな感じ。扉ページのすみにつけた各エレリ部屋の間取りを配置しました。

    イメージなので、間取りとしておかしくても目を瞑っていただけると幸いです

    センセイのお気に入り

    6月/ジュンブラ 文庫サイズ
    印刷:ホープツーワンさま
    表紙:ミニッツGAスノーホワイト
    インク:ピンク、青
    特殊加工:角丸
    遊び紙:タントセレクト TS-7

    このミニッツGAという紙も大好きで…!今回はこの紙を使いたいと最初から決めていたので、小説にちょうどいいセットでこの紙が使える印刷所をさがしました。

    やわらかいのにPPなしでもしっかりしてて、布っぽいこまかいエンボスの質感がかわいい。

    角丸もかわいいし総合的には満足なんですが、ちょっと残念…というか気になってしまったのは以下二点

    ・インクのピンクがちょっと思ったより明るかった。ホープツーワンさんはオリジナルインクを使っているそうで、DICカラーの近い色の番号を教えてもらったんですが、それよりちょっと蛍光寄りなピンクだったかな…という印象です。でもインク見本を取り寄せなかったし、これはこれでかわいいのでよし

    ・背景の斜めストライプがうまく印刷されてなかった。お手元にある方はわかるかもしれないのですが、柄が太いストライプのように印刷されている部分とされていない部分に分かれてしまっています。イベント後に問い合わせてみたところ、ストライプの線幅が細いこととインクの色が100%じゃなかったことで、印刷がかすれてしまったとのこと。本来はデータチェックの時点で印刷がうまく出ないことを連絡すべきだったがしなかったとていねいに謝ってくださった(申し訳ない…)

    インクの色、実物を見てみないとわからないこともあるのでそこが色刷りの楽しさであり難しさでもあるな〜と思いました。

    ちなみにデザインは、やってみたかった帯付き風です。内容とか本文を表紙自体に書いちゃうの、わかりやすくて目を引くんじゃないかと思ったんですがどうですかね… 自分ではけっこう気に入っています。

    ちなみに裏表紙のバーコードは、バーコード風の欧文フリーフォントです。よくみたらERENXLEVIとか書いてあります。

    booth.pm

    かわいい!

    遊び紙は細かいレース模様のようなエンボスの入ったピンクの紙です。表紙のピンクとお揃いっぽいイメージで選びました。あとちょっとレースっぽさでジュンブラも意識…

    小説本文について

    個人誌は上記の本はすべて同じ設定で作っています。

    フォントサイズ:12Q
    行間:7H
    行と段組:41文字×16行
    フォント:リュウミンL-KL、かなのみリュウミンL-KS
    配置:天15mm、地10mm、小口12mm、ノド18.75mm

    去年作ってた本がだいたい11.5Qだったんですが、ちょっと小さいかな〜という気がして… あと本文用紙にもよるんですが、17行だとちょっとノド部分が読みづらいかなという印象で、今年はこの組み方に落ち着いています。

    ちなみに12Qだと文字のサイズが3mmちょうどになるので、天と小口のマージンを5文字分、4文字分とピッタリサイズになるようにしているのが地味なこだわりです。

    合同誌に関しては、とにかく文字数を稼ぎたかった&中綴じなのでノド側もギリギリまで読める!ということでかなりぎっちり文字が入っています。

    フォントサイズ:11.5Q

    行間:7.5H

    行と段組:二段組(段間6mm)、27文字×24行

    フォント:上に同じ

    配置:天:8mm、地:12.75mm、ノドと小口:7.937mm

    天、ノドと小口をほぼ同じ8mmになるように設定。せっかく二色使えるのに青一色なのがもったいないなと思って、下にオレンジでドットのラインを入れました。そのために地側を広めにとっています。

    すごく長くなってしまいましたが、上半期はこんな感じでした!とても楽しかったです。

    ここに載っていないものも含め、既刊はこちらのページにまとめてあります。

    本をお手に取ってくださった方、どうもありがとうございました。一言でもご感想がいただけたらとてもとても嬉しいです。ご質問でももちろん大丈夫です。読む時間ないけど装丁だけ…の感想でも!笑

    ここまで読んでくださりありがとうございます🎶 また下半期もたのしく本を作りたいです!