同人活動を始めて感じてる楽しさ、それは「ものづくり」の楽しさなんだなぁと思っている今日この頃です。
本当にドドド素人でこんな日記を書くのもアレなのですが、時々デザインについて聞いていただけることがあり、今の自分の備忘録ということも含め、その楽しさについてちょっと書いてみたいと思います。

その前にまず今さら自己紹介なんですが、私はエレリではじめてBL二次創作に目覚めた遅咲き腐女子です。二次創作自体はもともと好きで、中学生〜大学生の頃は読み専で夢女子でした。「キャラ×自分」として読んでたというより、「キャラ×誰かの創作した主人公」が好きで、その設定に一度ハマるとめちゃめちゃがっつりハマり、原作や公式を追うよりその個人サイトに惚れ込んで日参するようなオタクでした。

突然ですが、これすごい皆さんにお聞きしたいんですけど、中学生くらいの頃個人ホームページ作り流行りませんでしたか?それとも局地的に流行ってたのか……わかんないんですけど、私の周りでは流行ってたんですよね。無料でかんたんに作れるテンプレページから始まって、無料でサーバーを借りて、HTMLを見よう見まねでいじって好みのデザインにして、そこに日記やチャットを置いたりして。メモ帳にHTMLコードをベタ打ちして、一生懸命自分のページを作ってました。
以前フォロワーさんに聞いたらそんなブーム知らないっておっしゃってたんですけど、、これ年齢バレるやつですか?😂 ふみコミュとかガイアックスとかそういうワード、ピンとくる方いたら同志です。ちなみに私のこのサイトはロリポップのサーバー借りてます。現役で使ってるのにロリポップ懐かしい〜〜!って思っちゃう。

私自身はそんなにホームページをガッツリ運営してたわけじゃないんですけど、「誰かが自分の好きを詰めこんで作ったもの」に惹かれるのはあの個人ホームページ時代の影響がすごくおおきいなと思います。今のSNSも面白いんですけど、あの一から全部作り上げて「その人らしさ」がめちゃくちゃ出てる感じ、更新もいちいち時間がかかってめんどくさいのにその手間がたのしい、みたいな感じがもう大好きで!今でも大好きです(だからここを作りました)。

で、大人になって進撃の巨人とエレリにはまり、同人誌という文化に出会って、その頃と同じときめきを感じたんですよね。誰かが手間暇かけて、原稿作って表紙作って入稿して印刷して……自分の「好き」を一生懸命表現して、それが紙媒体になって手にとれることに、本当にきゅんとしました。
私はエレリでそれを知って、もちろんエレリが大好きなんですが、多分「同人誌」そのものが好きなんですよね。実際、こだわりを持って作っているひとに出会って、「このひとの同人誌ほしい」から入ってカップリングを後から知る、みたいなこともけっこうあります。イベント行ってジャケ買いしちゃったこともあります。あたらしい世界がひらけてすごく楽しいです。

なんですが、なんていうか私はもともと「私にはできない」の思い込みが強い方だったみたいで。特に苦手に思っていたのは「創作」でした(あと運動)。
本は子どもの頃から好きだったし、エッセイや日記、論文など文章を書くこと自体も好きでしたが、物語を書くなんて考えたこともありませんでした。絵も苦手だったから、自分の進路としてデザインや創作に関する道は思いつきもしませんでした。
だから本当にエレリで「自分が」二次創作を始めたのは自分でも信じられないような行動で、今でもわりと新鮮にびっくりしています。「ちょっとやってみようかな」と気軽に思ったことが信じられない。信じられないけど、自分が好きだったものを思い返すと、これに今はまっていること自体は当然なような気がしています。


それで今めちゃくちゃ楽しいのが、デザインに関することなんですよね(ようやく本題)。

個人ホームページの時代に父親のパソコンに入ってたPhotoshop(かつて買い切りだった…)を借りて、当時流行ってたキラキラ加工をして、ロゴを入れたりして背景素材を作るのが本当に楽しかったんですけど、今まさにその楽しさを再体験してます。
あと、同人誌作るたびに毎回結婚式のペーパーアイテムのことを思い出します。私自分の結婚式でペーパーアイテムを自分で作ったんですけど、それがものすごく楽しくて。もう一回やりたいけど結婚式は基本的には人生一回だしな……って残念に思ってたから、同人誌作り始めて「うわこれ毎回結婚式の感じだ!」って本当に楽しい。毎回結婚式のテンションで作ってます。

全部活版印刷で、すずらんにパールの箔押ししました。これ今でもめちゃくちゃ気に入ってます

本の中身のレイアウトデザインを考えるのも好きで(エディトリアルデザインと言うらしいです)、もっと知りてえ〜学びてえ〜🤦‍♀️と日々思ってます。フォントだってもっと詳しくなりたい。チラッと見て「これは──…イワタ明朝体オールド」とか言えるようになりたい(?)

自分のやりたいことがよくわからなくて迷走してた学生の頃、こういう挑戦を少しでもしてたら今もっと色々できてたのかな……あんなに時間あったのに……とめちゃくちゃ思います。きちんとそういう学校行って勉強もできたかもしれないな。とか。
でも今すごく楽しいので、まだ人生残り2/3くらい残ってる時点で勇気出してよかったな〜と思ったりもしています。
この通り本当にまだまだ経験もなく、小説そのものも書き慣れてないので、試行錯誤を重ねてなんとかかたちにしているような感じなのですが、それを手にとってくださる方がいることが本当に本当にうれしいです。毎回どこかしらミスは見つかるんですが、結婚式の気持ちで思い入れだけは込めて丁寧に作っております(すみません──!)

だいぶ冗長になった上肝心のデザインについてはほとんど書けてないのですが、具体的なこともそのうち書きたいなと思ってます。
個人サイト出身、こういうのつらつら書くの大好きです!


最後になりましたが4/23に拍手にメッセージをくださった方、ありがとうございました!
[su_spoiler title=”クリックすると開きます” class=”su-spoiler-content-custom”]「あの世界〜」のお話を気に入ってくださって、とても嬉しいです。ちょっと実験的な書き方になってしまいましたが、かわいい兵長のお顔を思い浮かべていただけたならよかったです✨そしてデザインについても嬉しいお言葉をありがとうございました。こんな気持ちで作ってます……まだこだわりを述べられるような立場じゃないのですが、聞いていただけて嬉しかったです。素敵なものを作れるように精進いたします!ありがとうございました🌸[/su_spoiler]